このブログでは、私の人生に影響を与えた書籍を紹介していきます。
本というのは、読む人によって解釈が変わる場合もあります。
なので、このブログでは、本の要約ではなく、
この本を読む目的について紹介します。
人生、その時々に応じて、様々な悩みがあると思いますが、
大体の悩みは本屋さんで解決出来ます。
その中で、私に行動力を与え、悩みを解決してくれた書籍を紹介します。
今回のテーマは、↓↓↓です。
成功する秘訣は、ユダヤ人の考え方にある!
<書籍情報>
ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集
*著者:石角 完爾
*発行:株式会社集英社
*画像引用:Kindle
桃太郎とか浦島太郎とかでしょ?
それは楽しそうだね!
そして、とても勉強になるぞ!
ユダヤ人とは・・・?
ユダヤ人は、ユダヤ教の信者のことです。
人口は、全世界の0.2%程度。
そのほとんどが、イスラエルとアメリカに滞在しています。
日本人からみるユダヤ人のイメージは、
第二次世界大戦下のナチスによる、
ユダヤ人ホロコースト(大虐殺)ではないでしょうか。
とても悲しいイメージがあるかもしれません。
しかし、ユダヤ人には成功者が多く、
Google創業者のラリー・ペイジ、
Facebook創業者の、マーク・ザッカーバーグ、
マクドナルド創業者のレイ・クロック、
映画監督のスティーブン・スピルバーグ等など、
挙げればきりがないほど、世界的に影響を与えている人がいます。
ホロコーストという悲しい過去を背負いながら、
世界を揺るがす程の成功者を出す、強さの裏側には、
今回紹介する「タルムード」というユダヤ版昔話に秘密が隠されています。
タルムードとは??
簡単に言ってしまうと、ユダヤ版昔話です。
歴史は、1500年以上前からあると言われております。
ただ、童話のようなものではなく、
日常生活の慣習や医学、
衛生、子育て、紛争解決、
家庭、恋愛、セックス等など、
あらゆる具体的な事柄が記載されており、
400ページほどの書物が30冊以上という、
とんでもなく膨大な量です。
そして、このタルムードを、
ユダヤ人は小さい頃から毎日少しずつ読んで勉強します。
ただ、読むだけでは無く、
自分ならどうするか。
というのをとことん考える癖をつけ、
様々なリスクを回避し、
幸福を手に入れる手段を身につけていくのです。
ユダヤ人に「想定外」という言葉は通用しない。
とても芯の通った民族なんじゃ!
超超超簡単に3つ紹介しよう。
テーマ①
魔法のザクロ
「ノーペイン・ノーゲイン」(犠牲なくして成功なし)
テーマ②:
悪いのは誰?
「情報は疑って見よ」(思考停止が判断を誤らせる)
テーマ③
母鳥と三羽のヒナ
「教育とは『教育することを教育する』ことだ」(ユダヤ式教育の真髄)
【テーマ①:魔法のザクロ】
「ノーペイン・ノーゲイン」(犠牲なくして成功なし)
あるところに住む3人兄弟は、成人を迎えたので10年間修行にでることにしました。
それぞれ10年間の中で、一番不思議に思った物を持って帰ろうと決めます。
長男は、ある旅人から「世界の隅々まで見渡せるコップ」をもらいました。
次男は、じゅうたん売りから、「空飛ぶじゅうたん」を買いました。
三男は、森の中で沢山の花が咲くザクロの木に、たったひとつの実がなった「ザクロ」を見つけました。
それぞれ10年後に再開し、不思議なものを見せ合いました。
長男が世界が見渡せるコップを見ると、遠い国のお姫様が不治の病で寝込んでいました。
3人は空飛ぶじゅんたんで、すぐにお姫様の元へ向かいます。
王様がなんとか治してほしいと言うので、三男が持っていた「ザクロ」を半分に切り、お姫様に食べさせました。
すると、みるみる顔に精気が戻り、元気になりました。
王様は感激し、3人の誰かがお姫様と結婚して良いと言います。
お姫様は、3人の持っているものについて説明します。
長男:世界が見渡せるコップは、まだ使えます。
次男:空飛ぶじゅうたんは、まだ使えます。
三男:ザクロは、残り半分です。
お姫様は、三男と結婚する事を決めました。
「私のために、大切なザクロを半分失ったのですから。
この話からわかる事は、
「自己犠牲なくして成功は得られない」
ということですね。
日本人は、手軽に稼げるビジネスなどの話があると、
興味が出てしまい、騙されて財産を失うケースが多くあります。
楽して稼ぐなんてことは、基本的には出来ません。
出来たとしても単発的なものだと思います。
まず、大切なものを失わなければ何も得られない。
という思いがあるからこそ、
ユダヤ人は思いきった投資をして成功するのです。
良い言葉じゃの。
お菓子をゆずるからジュースちょうだい!!
【テーマ②:悪いのは誰?】
「情報は疑って見よ」(思考停止が判断を誤らせる)
今まで真面目に勉強をしていた学生が、ふと通りかかった家に鍵がかかっておらず、扉が少し開いていたので、つい出来心で侵入し、物を盗んでしまった。
当然、逮捕され、有罪判決。
大学は退学処分、就職もできず、心がすさみ、今度は本気で盗みに走るようになりました。
再犯で捕まると刑務所に入る年数も増えていくので、結局この学生は、刑務所を出たり入ったりの人生を歩むことになりました。
最初の家に鍵がかかっていたら、この学生の人生はどうなっていたんでしょう。
常識的に考えれば、この学生はもちろん悪いことをしています。
そこを前提での話ですが、
鍵をかけなかった人はどうでしょうか?
1人の学生の人生を大きく狂わせました。
その後も何人も被害が出て、
警察や裁判所、刑務所などでもコストがかかっています。
犯罪者を責めるだけでは無く、
犯罪が起こった背景にも目を向ける必要があるのではないか。
というお話です。
一つの情報から、どれだけの事が考えられるのか、
その背景を知る事が大切じゃの。
【テーマ③:母鳥と三羽のヒナ】
「教育とは『教育することを教育する』ことだ」(ユダヤ式の真髄)
鳥の巣が大嵐に巻き込まれ、すぐ逃げないと地上に落下してしまいます。
巣には三羽のヒナがおり、海を渡って、安全な場所にうつる必要があります。
母鳥はこの大雨と嵐の中で、三羽のヒナを一度に運べないので、一羽ずつ口にくわえて運ぶことにしました。
そして、一羽ずつに質問します。
「子どもよ、お母さんは命がけでお前を助けようとしているが、お前はその代わりに何をしてくれるのかい?」
一羽目:今そんなことを考えている余裕はありません。とにかく私を安全なところに運んでください。
二羽目:毎日お母さんに食べ物を運んで来て恩返しします。
三羽目:お母さんがしてくれたことを、私のこどもにもしてあげます。
結果、一羽目と二羽目は、答えた瞬間、海に落とされました。
三羽目だけ、安全な場所に無事送り届けてもらいました。
少し残酷で怖い話ではありますが、
ユダヤ人は、子どものころからこの話を聞きます。
親から子へ伝えていく。
この「怖さ」とともに、この伝えていく大切さを学ぶのです。
世界で一番始めに義務教育を行ったのは、ユダヤ人とされています。
常に、語り継ぎ、教え継ぐという事を大切にしています。
1人勝ちという考え方はなく、みんなで幸福になろう。
そして、来世にも受け継いでいこう。
という素晴らしい考え方が根付いているので、
いつの時代でもユダヤ人が活躍しているんですね。
みんなで学んで、豊かになろうというものじゃ。
・世界で活躍するユダヤ人には、古くから伝わる「タルムード」に秘密が隠されています。
・保守的な日本人の常識とは少し違う面が多く、学べる事はおおくあります。
この本は、普段の生活だけではなく、
ビジネスや人間関係、さまざまな場面で役に立ちます。
繰り返し読むことで、ユダヤ的な強い考え方を身につけることが出来ますので、
かなりオススメの一冊です。
興味のある方は、是非書店へ!!!