このブログでは、私の人生に影響を与えた本を紹介していきます。
本というのは、読む人・その時の立ち位置や感情等、
様々な状況によって解釈が変わります。
なので、このブログでは、本の要約ではなく、
この本を読んだ目的、そして感想について紹介します。
人生、その時々に応じて、様々な悩みがあると思いますが、
大体の悩みは本屋さんが解決してくれます。
その中で、私の悩みを解決し、
行動力を与えてくれた本を紹介します。
今回のテーマは、↓↓↓です。
今回は、私の大好きな「タモリさん」についての本です。
タモリさんといえば、
30年以上続き、ギネス認定された、
お昼の生放送バラエティ番組「笑っていいとも」や、
現在継続中の「ミュージックステーション」、「タモリ倶楽部」等
誰もが知ってる名番組の司会をしているのは、
説明不要かとおもいます。
お笑い芸人でありながら、
積極的にギャグをしたり、
大声を張ったりするイメージはありません。
しかし、
いつも場の中心にいて、
みんなを笑わせています。
お笑い界のBIG3の1人と言われていますよね。
そんなタモリさんは、
どんな人生を送ってきたのだろうかと興味が湧き、
自分の人生に何か影響を与えてくれるのではないかと思い、
この本を読む事にしました。
内容は、タモリさんの幼少期や、
サラリーマン時代、
お笑い芸人になった理由、
いいともを始めるまで、
等々、
普段知ることがない、タモリさんの人生が、
ギッシリ書き綴られています。
流れに身をまかし、決して力まない。
そして、何よりも、
その場で起こるハプニングを楽しむ。
そんな考え方によって、
共演者や視聴者から愛されて、
長寿番組を作りあげたのではないでしょうか。
この「タモリ学」は、
人生を豊かにする”哲学書”のような本です。
<書籍情報>
タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か?
*著者:戸部田誠(テレビのスキマ)
*発行:株式会社イースト・プレス
*画像引用:Kindle
タモリさんといえば、
スーツで、髪はオールバック、
そして真っ黒のサングラスをかけているというのは、
共通認識だと思います。
当たり前に思っていますが、
よく考えると、なかなか奇妙なスタイルですよね。
しかし、このスタイルが浸透しているのも、
平日のお昼に、
毎日テレビでみんなを楽しませてきたからなんですね。
タモリさんは、とても人見知りだそうです。
これは人見知り界のあるあるですが、
人見知りの人は、普通の会話をしたりするのが苦手な代わりに、
人やその場の環境をものすごく観察するんですね。
そして「会話」以外での自分の居場所を作るため、
自分なりの特技を身につけようとします。
何を隠そう、私もかなりの人見知りです。
その、人見知り界の頂点が「タモリさん」
だと、私は勝手に格付けをしました。
という、とてつもないスキルを持った人なんじゃな。
そんな凄いタモリさんは、
どんな事を考えてテレビに出続けているのか、
私が感銘を受けた内容を、
3つのテーマに分けて紹介します。
人間関係や仕事の向き合い方、
人生の楽しみ方など、
学べるポイントが沢山あります。
まずは、力まないことじゃ。
【テーマ①:”意味”について】
まず、タモリさんは“意味”なんてものは不要と断言します。
人は、いちいち何かの意味を考えたがる。
意味なんか考えるから、暗い世の中になる。
特に日本の文化は、悩む事が良いことだと思っている。
面白ければなんでもいいじゃん
ということですね。
国語の授業では、「作者が何を言いたかったのか。」
という問題が出ることがありますが、
そんなの書いてあるとおりで、
作者も、そんなに意味を考えながら読んで欲しいと思ってないのでは?
と提言します。
「言葉」も同じで、
何かを知りたい時に、
「言葉」を先に知ってしまうと、
もうわかったきになって、
それ以上の事を考えようとしなくなります。
ただ、言葉から逃げる事は出来ないので、
言葉を、ただの遊び道具として使いたい。
そんな思いから、
有名な「四カ国語マージャン」が生まれたのかもしれません。
作られた台本通りすすめるものなんて、
ただの出来レースで偽善者がやるもの。
その場の流れに沿って、
好きな事をするのが一番面白い。
ハプニングもその中の一つ。
意味なんて考えずに、
おかしな事をやり続けよう。
ということです。
【テーマ②:“仕事”について】
タモリさんは仕事についても、
自分の信念があり、それを伝えてくれています。
私の感想としては、仕事についての思いを火力で表すと、
「中火」くらいが一番良いのかなと思いました。
なぜなら、今のスキルにあった仕事がきてほしいなー。
と思っても、不思議とこなくて、
実力より少し上の仕事がきます。
ただ、そこでひるんだらダメです。
緊張できる仕事があることは幸せなんです。
ただ、やる気を出しすぎて熱くなりすぎると、
中心しか見えなくなって、
今度はまわりがひいてしまいます。
濃い味付けは飽きやすいのと同じで、
薄味くらいが結局毎日食べ続けられるんですね。
長続きしないと意味ないですからね。
毎日同じだと、マンネリ化すると思われがちですが、
マンネリを通り越したところに、楽しみがあります。
しかし、楽しむにも知性が必要。
バカにしてくるやつは、知性が無いだけ。
知性を磨くことで、楽しみ方がわかるということですね。
更に、タモリさんは「運」も大事と言います。
結局運がよくて、うまく出来た。
なんて人は結構多くいると思います。
しかし、運が良かっただけなのに、
それを自分でやった感出す奴が不思議でしょうがない。
なるようになった。
ということで良いかと思います。
最終的にタモリさんは、こう言います。
「やる気のある奴は、され」
【テーマ③:“希望”について】
まず初めに、
夢や希望なんてもったらダメです。
いきなり愕然とする内容ですが、
理由は真面目で、
夢や希望をもつから、絶望があるのだと。
出来ない事は出来ないし、
出来ることは出来る。
流れに身を任せれば良いんです。
反省やダメ出しなんて意味がありません。
キリが無いし、結局正解もわかりません。
「幸せ」というのは、
追う物では無く、
現状を満足すること。
悲観的にも楽観的にもならず、
「これでいいのだ」
という精神が、楽に幸せを掴める方法ではないでしょうか。
・意味なんてきにせずに、その場をの流れを読んで楽しむ。
・やる気を出しすぎず、良い感じの脱力感が丁度良い。
・何事も、なるようになる。
ということで、今回は、
「やる気のある奴は、され」
についてでした。
その他にも、「家族」「他者」「エロス」「偽善」など、
様々なテーマについて書いてあります。
最終的に、タモリさんは、
笑っていいとも終了の発表時に、
「どこをむいても感謝しかない」
という言葉を言っています。
その精神、
絶対大事ですよね。
興味のある方は、こちらから↓↓↓