今回は、「遊び心」について紹介します。
- つまらない人間だと言われる
- 仕事が楽しくない
- 遊び心を理解したい
- 人を楽しませたい
仕事でも趣味でも、楽しむ為には『遊び心』が必要です。
しかし、そう簡単に遊び心を持つことは出来ません。
なぜなら、『遊び』を理解していないから。
『遊び』の正体を把握し、『遊び心』を身につけましょう!!
参考書籍:遊びと人間
書籍情報
<書籍情報>
遊びと人間
*著者:ロジェ・カイヨワ
*訳者:多田道太郎、塚崎幹夫
*発行:(株)講談社
*画像引用:Kindle
【はじめに】
『遊び』について考える
『遊び』について、深く考えた事ってありますか??
まず、『遊び』とは何か。
なぜ、『遊び』をするのか。
『遊び』によってどうなるのか。
等々・・・
今回は意外と考えた事がない『遊び』について、勉強してみました。
まさに、WOODSIDE Hiroshimaのテーマにピッタリです!!
『遊び』というと、なんだか軽佻なイメージがあり、労働とは反対で、不信感をかい、富を生まないものと思われがちです。
しかし、好きな『遊び』を見つけると、軽い気持ちで没頭出来るし、研究好きな専門家も、『遊び』こそが主要原動力となっているとよくいいます。
そんな『遊び』をうまく活用すると、仕事も勉強もうまくいくのではないでしょうか。
書籍『遊びと人間』について
『遊び』とは何かを勉強する為に、今回紹介する『遊びと人間』という書籍を軽い気持ちで手を出しました。
『遊び』についてなので、楽しく読めると思っていたら大間違いで、かなり難解な本でした。
『遊び』についてを深く研究しており、論文の様な構成で字も小さく難しい言葉を多く使っているので、気軽に読める本ではなかったです。(笑)
しかし、せっかく手に入れた本なので、仕事に何か活かせないかと思い、自分なりの理解で漕ぎつけた結論を紹介します。
【3つのまなび】
まなびを3つにわけてみたぞ!!
1.『遊び』の定義
『遊び』というのは、とても自由なイメージがあると思います。
子どもから大人まで、全ての人が体験している事ですが、一体何なんでしょう。
私なりに一言でまとめると
“決められたルールの中で、強制力の無い自由な活動”
と、なりました。
子どもの頃は、お馬さんごっこや、電車ごっこをしたり、架空の料理を作って、少女が主婦になりきってみたり、大人になっても、将棋をしたり、サッカーをしたり、全てが1つのルールの中で行われます。
そこに、ルールが無ければ何も楽しくありません。
また、強制力が働くと、束縛となり苦痛に変わります。
敵意が無いのに、敵と戦い、富を得る事もないのに、努力をする。時にはリスクを冒すこともある。
なぜ人は、『遊び』をするのかと聞かれたら、これは『本能』だから。としか言いようがありません。
人は・・・
いや、” 動物全て “が、本能的に『遊び』を欲しています。
2.『遊び』の種類
では、『遊び』というのは、どんな種類があるのでしょうか。
この本では、全ての『遊び』は4種類に分けることができるといいます。
その4つはこちらです。↓↓↓
- 『競争』
スポーツやコンクール等 - 『運』
ギャンブル、投機等 - 『模擬』
演劇、映画、儀式等 - 『眩暈』
登山、スキー、陶酔等
①『競争』について
サッカー・野球の様なスポーツや、ダンス・吹奏楽のコンクール等、全て公平で、決められたルールの中で競い合う事を目的としています。
ここで、権力行使や暴力、ルール違反などが発生すると、『遊び』からは遠ざかります。
②「運」について
競馬やパチンコの様なギャンブルから、儲かるかわからない投機等が含まれます。
ギャンブルで勝てる金額が、負ける金額を上回る訳がありません。
ギャンブルを運営する店舗は、みなさんの賭けるお金を利益としているのですから。
そんな現実的な思いは棚にしまって、消費をしながら自分の “運” に賭ける事に楽しみを感じます。
しかし、自分の能力に見切りをつけた者こそ、運命をあてにしてしまいます。
注意が必要な『遊び』ですね。
③「模擬」について
演劇や映画等、架空の現実世界を演じたり、それを見る事を楽しみます。
人は日常から遠ざかる事を求める傾向があり、あり得ないものとわかっていながら、架空の現実世界と割り切ることで、楽しむ事が出来ます。
そこで、場を乱す者が現れたりすると、あっという間にしらけて、『遊び』が終了します。
④「眩暈」について
スキーや登山など、普段味わう事が出来ないスピードや景色等を感じる事を、楽しさとしています。
“陶酔”という言葉がしっくりきますが、うっとりして何かに浸る事を意味します。
コレクションを眺めたり、お酒をたしなんだり、普段の日常では味わう事の出来ない感覚を楽しみます。
行き過ぎると、アルコール中毒や麻薬等に手を出したりする事となりますので、こちらも注意が必要です。
以上が、4種類の『遊び』です。全てが、ルールに基づき楽しむもので、ルール違反をすると、堕落することになります。
3.『遊び』×『仕事』
『遊び』の “定義” と “種類” がわかったところで、次は、実生活において、どう活かすかというお話です。
私は、サラリーマンなので、仕事を例にしてみます。
よく、仕事では『遊び心』を持とう!!と言いますが、どうやったら持てるのかってよく悩んでいました。
しかし、人は『遊び』を本能的に欲しているという考えをこの本で理解出来た瞬間、なんだか新しい道ぎ開かれた気がしました。
要するに、
全ての仕事と、4種類の『遊び』をどれか1つでも組み合わせれば、『遊び心』になるということですね。
例えば、車販売の営業マンがお客様に対して、車の良さばかり伝えても売れ行きは乏しいと思いますが、車に乗ることで、遠隔地へのキャンプや海水浴のレジャーが楽しめる『模擬』や、ドライブでスピードを感じる『眩暈』を手に入れる等、車を買うことで、その先の『遊び』が手に入る説明をすると、車が欲しいという気持ちが格段に上がると思います。
“人は『遊び』を欲している。”という本能を理解すること。そして、その『遊び』は大き分けて4種類。その事を理解しておくと、『遊び心』を手に入れて、仕事力や人間力がレベルアップしそうですね。
『遊び心』もスキルなんじゃな。
まとめ
簡単におさらい
- 『遊び』の定義を理解
- 『遊び』の4種類を知る
- 『遊び心』を手に入れる
ということで、今回は、
「【遊び心を身につける】『遊び』×『仕事』で人生豊かに。」
についてでした。