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課長必見!組織改革・社内改革の進め方を3ステップで解説

今回は、「仕事」について紹介します。

こんな人にオススメ
  • 組織(社内)改革したい
  • 目の前の問題を解決したい
  • 何から手を付けるべきか知りたい
  • 具体的で効率的な手順を知りたい

課長等の中間管理職となり、社内の様々な問題を解決していきたい。しかし、何から手を付けたらいいかわからない。

というお悩みを解決します。

この記事を読むと、社内(組織)改革の手順を具体的に解説しているので、是非参考にいて頂けると嬉しいです。

マナビー
マナビー
問題解決には、しっかり手順があるぞ!!
豊くん
豊くん
組織の中で改革を起こすには、勢いだけではダメだよね。

参考書籍:あたらしい戦略の教科書

書籍情報

<書籍情報>
あたらしい戦略の教科書

*著者:酒井 穣
*発行:株式会社ディスカバー・トゥエンティーワン
*画像引用:Kindle

【はじめに】

戦略とは

ここでは、『戦略』という言葉で表現しておりますが、組織の中で起きた問題を解決する為の、『計画』と捉えて頂けると、理解しやすいと思います。

どこか旅行に行くときは、必ず方法や道筋、手順、ルートなど、様々な計画を立てると思います。何かを達成したいと思うときは、必ず『計画』が必要です。

ビジネス上では、それを『戦略』といいます。

世の中の事を完璧にわかる人などいませんが、日本人は議論を尽くして始めようとします。

そんな完璧主義のせいで、決断が遅れ、何もしていないのと同じ結果になりかねません。

どれだけ情報を集めても、全員一致の意見がまとまる事は難しいかもしれませんが、問題解決に向けた道筋を作る事で、全員の方向性を合わすことが出来ます。

多種多様なメンバーで1つのプロジェクトを達成するのではあれば、目的を一致させて賛同してもらう事が、戦略の鍵となります。

現在地と目的地の関係

後ほど詳しく説明しますが、『戦略』を考える上で一番重要なのは、「現在地」と「目的地」の把握です。

車のカーナビをイメージしてみましょう。

現在地と目的地を明らかにした上で、最適ルートを構築します。

また、現在地によって、行ける場所やルートなども限られる場合もあります。

そして、目的地に向かう際も、ルートから外れると、改めて最適ルートを再構築してくれますが、戦略も同様で、失敗しそうな場合の「バックアッププラン」も大切です。

実際の戦略作りから実行手順については、これから3ステップで説明していきます。

マナビー
マナビー
カーナビをイメージすると、とてもわかりやすいの!!
豊くん
豊くん
確かに!今のスタート地点とゴールが明確だもんね。

【組織改革の3ステップ】

※戦略というと、新たな市場や新規顧客の開拓等に使う事が多いですが、今回は課長として『組織(社内)改革』をする為の戦略を主として説明します。

マナビー
マナビー
ここからは、組織改革の具体的な方法を3ステップで説明していくぞ!!
豊くん
豊くん
よし、しっかり学ぶぞー!!

①現在地の把握

現在地を把握するには、自分もしくは自分の所属する組織が、周囲との関係の中でどのポジションに位置するかを明確にする必要があります。

求められている事、自分達が出来る事、自分達にしか出来ない事、等々、弱みと強みをはっきりさせる必要があります。他人(ライバル等)がいる場合も、その明確さが勝利への有効な情報となります。

組織改革の場合、挑戦する相手は上司や上層部等、自分より立場が上の場合が多くなります。そうなると、相手の情報をしっかりとリサーチする必要がります。

ここで、考えるべき事は、上司や上層部も同じ組織の一員なので、対立や説得するのではなく、上司にとってもメリットのある内容を提示して、同じ方向性を向いてもらう事が重要です。

しかし、情報収集とはいっても、結局分からない事が多いのが現実で、実際得る事が出来る事実情報は、全体の25%程度といわれております。

前述した通り、目的地という未来が決定しないと計画が立てづらいのは事実としてありますが、更に重要な事は実行に移すことです。

得られた情報によって、目的地の選択肢が変わる事も事実なので、情報収集がある程度出来たところで、次は『目的地の決定』です。

マナビー
マナビー
現在地の把握=情報収集と考えるとわかりやすいな。
豊くん
豊くん
情報力と情報分析力が、明確な目的地を設定出来そうだね。

②目的地の決定

目的地の設定は、チームの気持を1つにして、モチベーションアップに繋がるものなので、設定がとても重要です。

高すぎる目標は、やる気を失い、低すぎる目標は退屈と感じ、期間が長いと空想となりかねないので、優秀な目標設定が重要です。

ここからは、『優秀な目標設定の条件5カ条』を本書を引用してご紹介します。

1.目標はリーダーが決める
⇒勇気と覚悟が必要。リーダーがリスクをとる。

2.3年以内の目標
⇒3年以上は、長すぎる為、期間も重要

3.背伸びすればギリギリ届く
⇒成功確率50%くらいが丁度良い。

4.測定出来る目標
⇒人間が測定出来るのは、数字と大きさ。測定出来るとゲーム性が持ち込めるし、管理もしやすい。

5.利他性のスパイスが入っている
⇒人間誰しも誰かの役に立ちたいとどこかで思っている。金儲けだけではなく、社会貢献も視野に入れる。

※本書引用

成績目標もあると思いますが、これは会社と株主が約束した数字を、そのまま社員に振り分けて丸投げしているケースが多く、会社の成長の為の数字目標です。

会社員として目標数字というノルマをもつ事は当然ですが、個人の成長を目標値とする『熟達目標』を取り入れる事も重要です。

マナビー
マナビー
成績目標と熟達目標をバランス良く持つことで、社員としても個人としても成長出来そうじゃな。
豊くん
豊くん
成長出来てると感じる事が出来れば、モチベーションアップにもなるよね。

③ルートを選定し実行

現在地と目的地が決定したら、あとは実行するだけです。

と、簡単に言いますが、実行にうつすのが意外と出来ない事が多く、計画倒れしてしまうケースが多々あります。

大きすぎる目標、期間が長すぎてイメージがわかない、敵がいる、等々理由は多くありますが、実行に移すためのポイントを、以下の通り7つにまとました。

  1. 簡単で効果があるものからスタートする。
    ⇒80%の理解でOK
  2. 役割分担を明確にする。
    ⇒いつ、誰が、何を、いつまでに、全体のゴールも
  3. 大きなものは、小さく分割する。
    ⇒小さくしたものを、元に戻るように管理
  4. やめるべき事も考える。
    ⇒自分の得意な事に集中するのが、戦略の基本
  5. 失敗した時の代替策も検討
    ⇒失敗ありきで考え、起こりうるリスクを洗い出す
  6. キャッチコピーを作る
    ⇒目的が明確となり、覚えやすい
  7. 敵が現れたら一対一で対話
    ⇒本音を話し合い、対立しない

実行に移すと、思わぬ壁が立ちはだかる事はよくある事です。ゴールまでの道のりを出来るだけ具体的にイメージする事が出来れば、達成率が上がります。

これを考える事が、『戦略』であり、”課長としての仕事”となります。

マナビー
マナビー
実行にうつして完了するまでが戦略じゃ。途中でやめてしまうようなものは、戦略作りからやり直しって事じゃな。
豊くん
豊くん
でも、3つのステップをふんだら、なんだか出来る様な気がしてきたよ!!

まとめ

簡単におさらい

まとめ
  • 問題解決には、戦略作りが大事
  • 今の現在地を把握する
  • 目的地を決める
  • 実行を阻むものを除外する

ということで、今回は、

「課長必見!組織改革・社内改革の進め方を3ステップで解説」

についてでした。

(参考)本の購入方法

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