今回は、「人生の価値観、お金の使い方」について紹介します。
- 生活の為に、仕事ばかりしている
- 落ち着いたら、やりたい事をやる
- 老後の為に、貯金をしている
- リスクがあることは出来ない
- やりたい事も特に無い
「将来の為」という言葉を信じて、努力と我慢を積み重ねている人も多いと思います。しかし、人間は死が迫らないと合理的な判断が出来ないと言われています。
やりたい事をやろうと思った時には、もう出来ない。そんな状況にならない為に、この記事を読んで、今から考え方を変えていきましょう。
しっかり学ばせていただきます!!
参考書籍:DIE WITH ZERO
書籍情報
<書籍情報>
DIE WITH ZERO
*著者:ビル・パーキンス
*訳者:児島 修
*発行:ダイヤモンド社
*画像引用:Kindle
【はじめに】
なかなか刺激的なタイトルじゃろ!!
早速ですが、あなたは楽しみを先送りにしてはいませんか?
一生懸命働いて、老後の為の貯金をして、そろそろ人生を楽しもうかと思った時には、体力が無く何も出来ず、潤沢な資産だけが残っている。
そんな状況よりは、人生の節々で、今しか出来ない事にチャレンジした方が、充実した人生が送れます。
体が動かなくなった後も、思い出が消えることはありません。
充実した豊かな人生を送る為、人生のピークを知り、資産の取り崩すタイミングを考えて、資産ゼロで死ぬことを目指すと、後悔の無い人生を送る事が出来ます。
【3つのまなび】
まなびを3つにわけてみたぞ!!
①あなたの寿命はあと何年?
寿命のカウントダウン
突然ですが、自分の死を意識した事がありますか?
私は、この本を読み、『カウントダウンアプリ』というものを知りました。
様々なカウントダウンアプリがありますが、私は『カウントダウン◎』というアプリを使用しています。
とてもシンプルで使いやすく、好きなタイトルで複数のカウントダウンを作成可能です。
実際に使用してみました。
私は年齢が35歳で、寿命を80歳で設定すると・・・
“残り16431日”
自分の寿命なんて、何か無限にあると思っていましたが、数字で見ると意外に少ない気がしますね。
そして、この残りの日数の中で、体力的に元気に過ごせるのは何日だろう。
夏を楽しめるのは何日?週末は何回?と考えていくと、残された人生が意外と短い事に気付きます。
人生を合理的に考えてみる
いざ、自分の寿命を考えてみると、このままで良いのかなと悩む方も多いかと思います。
人は実際に死を意識しないと、合理的な判断が出来ないといわれております。
今まで、老後の生活を心配して貯金しておこうと今の楽しみを我慢し、老後になると貯金したお金が足りるのか不安になり、結局ずっと不安な人生になりかねません。
体が動かなくなった後は、過去の思い出を振り返る事しか出来ないかもしれません。
ずっと我慢ばかりしていないで、老後の為にお金ばかりではなく、思い出を残す事も大切です。
また、リスクをとるのも若ければ若い方が有利です。
歳をとるにつれて失うモノが増えていき、得られるモノは減っていきます。
寿命を意識して、今しか出来ない事をやるべきではないでしょうか。
②やろうと思った時には、もう出来ない
やりたい事をいつまでにやりますか?
富士山に登ったり、日本一周旅行をしたり、海の近くの小さな家で暮らしてサーフィンを始めたり、子どもに絵本を読んであげたり、人それぞれやりたい事は沢山あると思います。
いつかやりたいと思っていることは、いつまでも出来ると思っていませんか?やりたい事には『賞味期限』があります。
子どもに絵本を読んであげようと思った頃には、もう絵本なんて興味無いと言われるかもしれません。
時間が出来たらサーフィンを始めようと思って、いざ時間が出来た老後にサーフィンを始めようと思っても体力が残っていないかもしれません。
やりたい事の『賞味期限』というのは、少しずつ色あせていき、自分でも気付かないうちに期限切れとなっていきます。
反対に、温泉巡りや映画鑑賞など、老後になってからでも楽しめる事もあります。
このような、やりたい事をいつまでにやるかを明確にする為に、『タイムバケット』を作る事をオススメします。
『タイムバケット』をつくる
上述したような、やりたい事の賞味期限をあらかじめ管理しておくことで、やりたかったのに出来なかったという後悔を、『タイムバケット』を使うと事前に無くす事ができます。
死ぬまでに経験したい事をリストアップして、年代ごとのタイムバケット(時間のバケツ)に振り分けます。
これからの人生でやりたい事を全て書き出していきましょう!!
“やりたい事”と”出来る事”は、様々な事情により別物で考える必要があるかもしれませんが、一旦細かい事は考えずに、単純に頭の中で思い描く”やりたい事”をどんどん想像して振り分けていきましょう。また、実際に書き出す事が大切です。
そして、このタイムバケットが完成すると自分がどんな人生を歩みたいかが現れてきます。また、それぞれの経験に相応しい時期が見えてきます。
お金に余裕が出来たら始めようとか、休みがとれないから今は出来ない等、やりたい事を先延ばしにしていると、気付いた時には出来なくなります。
残された自分の人生と向き合い、充実した毎日を送れる努力をしていきましょう。
③お金の使い方を知る
ここまで、寿命を意識してやりたい事を出来る時にやろうというお話をしてきましたが、何かの行動には当然お金がかかります。
今回は、「資産をゼロで死ぬ」という本を参考にしていますが、決して無駄遣いしろという訳ではありません。
ここからは「Q&A方式」で、お金の疑問について説明したいと思います。
Q1.必要なものにお金をかけていますか?
A.生活する中で、毎日当然の様に支払っているものがあると思います。
例えば、毎朝飲むコーヒー屋のブレンドコーヒーや、小腹が空いた時のコンビニでのスイーツ、スーパーの見切品コーナーで見つけた普段使わないドレッシング、一目惚れしたと思い込み一度しか着なかった服、最悪なケースは正当な理由をつけてやめられないタバコ。等々、世の中には企業努力により、沢山の誘惑が広がり、当たり前の様に無駄遣いしてしまう環境になっております。
『それ、本当にいりますか?』
有意義な人生を送っている人ほど、お金も時間も大切にしており、使い方を細かくチェックしています。
時間も同様です。使い方の意識を変えていきましょう。
Q2.老後の資金はどうしたらいいの?
A.老後の資金を貯めておくのはもちろん必要な事です。
ただ、老後は体力や食欲等、いろんな欲が無くなるそうなので、若い時と同じ感覚でお金が減っていくことはありません。
一番多く使うのは医療費くらいで、思ったより貯金は減らないというのが、老後生活の実態です。
また、資産を株で保有しておけば、利息もつきます。若い時の稼ぎなんてしれてますから、はした金を貯金してもしょうがないのです。経験を重ねていき、収入が増えると、貯金も出来るはずです。
老後の不安ばかりするのは今日でやめましょう。
Q3.子孫に資産は残さないの?
A.資産ゼロで死ぬというと、子孫の事も考えてないと思われそうですが、そうではなく、結論は生きているうちにあげるというものです。
例えば、平均寿命の80代で死んだとき、子どもは50、60代くらいが一般的だと思います。子どもも還暦間近という時に資産をもらってどうでしょうか。
結局残ったお金を相続するだけで、嬉しさも価値も半減しそうです。
一番お金が必要な30,40代にまとまった資産を渡した方が喜んでもらえるし、残っているお金は全て自分に気持ちよく使えるのではないでしょうか。
まとめ
簡単におさらい
- 自分の寿命を知る
- やりたい事の期限を知る
- お金との向き合い方を知る
ということで、今回は、
「あなたの寿命はあと何年?死を意識したお金の使い方。」
についてでした。