このブログでは、私の人生に影響を与えた書籍を紹介していきます。
本の要約ではなく、この本を読む目的について紹介します。
人生、その時々に応じて、様々な悩みがあると思いますが、
大体の悩みは本屋さんで解決出来ます。
その中で、私の悩みを解決してくれた書籍を紹介します。
今回の書籍は、↓↓↓です。
<書籍情報>
News Diet
*著者:ロルフ・ドベリ
*訳者:安原 実津
*翻訳協力:株式会社リベル
*校閲:株式会社鷗来堂
*発行:株式会社サンマーク出版
*画像引用:Kindle
毎日ニュースって当たり前に見ますよね?
テレビはもちろん、スマホで簡単にニュースも見れますし、出来るビジネスマンなら、毎朝新聞もチェックしているでしょう。
出来る限り多くの情報を入手することこそが、自分の価値を高める。そして人生が豊かになると思い、様々な知識を与えてくれます。
知っていますか?私達は、合計すると毎日平均90分間ニュースを見ているそうです。
その中であなたに影響を与えたニュースどれだけありますか?
1ヶ月前のニュースをどれだけ覚えていますか?
全て必要ありません。
今日からニュースダイエットを始めましょう!!!
【テーマ①:ニュースの勘違い】
ニュースは毎日テレビで決まった時間に報道してくれます。
毎朝新聞で情報を与えてくれます。
毎日一定量の情報を入手出来ます。
でも、毎日入手する情報数はほとんど同じですが、世界で起こっている事件の数は違うはずですよね?
例えば、地球の大きさが4倍になり、人口も4倍になるとすれば、それだけ事件は増えるはずです。
でも、恐らくニュースの量は変わりません。
ニュースを制作している人が、人間の心理を利用して、視聴率が増えそうな情報ばかりを集めて報道しているだけだとしたらどうですか?
人間は、ポジティブな情報より、スキャンダラスでネガティブな情報に目が行くそうですね。
それを見て、自分はまだ大丈夫だとか安心したり、あの人可愛そうとか思ったりします。
もちろん、当事者は真剣に悩むお話かもしれませんが、あなたとは無関係です。
アメリカの大統領選挙を食い入るように見ますが、影響が出るのはほんの一部の人だけです。
テロリストも、みんながニュースを見てくれるから影響力があります。
誰もニュース見てなければ、テロリストも無力ですよねw
世界的に有名な投資の神様「ウォーレン・バフェット」はこう言いました。
”能力の輪の内側のことは習熟できるが、外側のことは理解できない”
まず、自分の能力の輪を知ること。
そして、輪の外のことはバッサリ切り捨てる。
それこそが自分の能力を最大限発揮できる生き方なのだと言っています。
そして、報道されるニュースは基本的に「結果」の報道。
その裏側には、事件を未然に防いだ賞賛されるべき情報もあるのではないでしょうか?
一口サイズのネガティブ情報がそこらじゅうで流れて、そこに自分の意見を取り入れないといけないと思ってしまう雰囲気ありますよね。
偏ったリスクマップが頭の中で作成されていきます。
しかも、その中には、裏で企業が動いており、営利目的のPR活動の場合もあります。
ニュースは不安と混乱を招くだけです。
必要な情報は、勝手に入ってきます。
そして、こちらから探しにいけば良いのです。
今こそニュースを断ち切りましょう!!
【テーマ②:ニュースの害】
多くの情報を見てると世界を知った気になって、自信過剰になり決断の質が落ちる傾向があるそうです。
こんな言葉がありました。
”何も読まない者は、新聞しか読まない者より教養が高い”
新聞を読んで知識を入れた方が、教養が低くなるということみたいですね。
極端に思うかもしれませんが、様々なネガティブニュースを見ることで、交感神経を休ませることが出来ず、ストレスが増え、個人的な心配事が深刻化していく傾向にあるそうです。
例えば運動をすると筋肉は疲れますよね?
脳も同じで、様々な判断を繰り返すと、脳が疲れていき判断能力が低下していきます。
ニュースを見ると、どうしても何かと比較し、自分の意見を導こうとしていまいます。
人間の脳は、一日に判断できる数が決まっているそうです。
仕事で沢山の判断が必要なのに、自分と無関係なニュースに1日の限られた判断力が奪われていくと考えたらどうでしょうか。
情報の豊かさは、注意力の貧困を招きます。
必要だと思っていたニュースは、実は自分自身に害があるのかもしれません。
【テーマ③:ニュースの未来】
ニュース業界は切磋琢磨し成長し続けています。
イメージでいうと、サッカー観戦に行き、見えずらい時につま先立ちをすることがありますよね?
そうすると、その後ろの人もつま先立ちをして、それにつられて周りまでつま先立ちになっていきます。
ニュースも同じで、スキャンダラスな報道をすると、こっちではもっと激しいスキャンダラスを報道しないといけない・・・となっていしまいます。
本書では、ニュースの今後の傾向を以下の通り4つにまとめています。
(以下、本書引用)
・[傾向その1]ニュースの洪水は飛躍的に増加する。
⇒グローバル化が進み、人間同士の関わりあいが増える為、ニュース量は格段に増えていきます。
・[傾向その2]ニュースはいついかなる場所でも私達を包囲する。
⇒テレビ・スマホ・駅・タクシー・バス・街中の大型モニター等々、どこへ行ってもニュースに囲まれます。
・[傾向その3]アルゴリズムはどんどん私たちへの理解を深める。
⇒過去のあなたの行動パターンを分析し、あたなが好きそうなニュースを提供します。
・[傾向その4]ニュースはますます真実から遠ざかる
⇒人工知能があなたの興味を引きつけるフェイクニュースを作り出します。
あなたは、それでもニュースを見ますか??
・自分の能力の輪を知り、必要な情報だけを集めて生きていく。
・ニュースの裏側を知り、無駄な情報に振り回されない。
思い切って、ニュースを断ち切ってみましょう!!
と、ここまで書きましたが、やはりビジネスマンでは時事ネタトークも必要かと思います。
なので、私はテレビは断ち切り、地方新聞の私の生活に関係しそうなところだけを見る事に決めました。
限られた情報を深く知ることが出来るようになり、この本を読んで良かったと思います。
興味のある方は、是非書店へ!!!