このブログでは、私の人生に影響を与えた書籍を紹介していきます。
本というのは、読む人によって解釈が変わる場合もあります。
なので、このブログでは、本の要約ではなく、
この本を読む目的について紹介します。
人生、その時々に応じて、様々な悩みがあると思いますが、
大体の悩みは本屋さんで解決出来ます。
その中で、私に行動力を与え、悩みを解決してくれた書籍を紹介します。
今回のテーマは、↓↓↓です。
前回、「東大思考」についての記事を紹介しました。
気になる方はこちら↓↓↓
今回は、東大生の文章作りについての書籍です。
文章ってあらゆる場面で必要になりますよね。
稟議書・企画書・論文に、メールやチャット、SNS などなど
誰もが文章を書くということが身近にあると思います。
その中で、文章を書く人が得意だ!!
という人はどのくらいいるでしょうか。
大抵の人が苦手意識があるのではないでしょうか!?
また書くのは好きだけど、伝わらない。
伝えたい事を書こうとすると、まとまりの無い長文になる。
などなど、いろんな意見が出ると思います。
そんな中、
文章で意外と気付かない最大の盲点があります。
それは、
「一方通行の文章になっている。」
ということです。
自分の話ばかりする人ってつまらないですよね?
それと同じで、
自分の言いたいことばかり書いていると、
やはり見ていてつまらないものがあります。
意識することは、
「双方向的な文章」
です。
そこを意識することで、
劇的に読みやすく伝わる文章になります。
その為に必要な具体的な力があります。
そんな事を教えてくれる書籍です。
私ももっと頑張らないといけないなと思いました😥
<書籍情報>
東大作文 「伝える力」と「地頭力」がいっきに高まる
*著者:西岡 壱誠
*発行:東洋経済新報社
*画像引用:Kindle
文章作りの中で、
書いているうちに、まとまりがなくなってきて、
同じ事を繰り返し書いたり、
つじつまが合っていなかったりして、
途中でイヤになることってあると思います。
これは、根本的な書き方さえ理解していれば、
そんな悩みは無くなります。
【テーマ①:要約力】
文章で一番大事なのは、「結論」です。
本でいう、「あとがき」の部分ですね。
ここを一番始めに決めないと、ぶれた文章になります。
まず、「目的地」を決めてスタートする。
至って普通の話しかもしれません。
この手法は、
「論理の貫通」
といって、
言いたいことを一直線に伝える手法です。
更に、文章を書く目的も、以下の4つにわけられます。
型 | 内容 | 目的 | 手段 |
感情型 | 感じた事を伝えたい | 理解 | 共感 |
共有型 | 相手に知って欲しい | 理解 | 納得 |
要望型 | こうして欲しい | 変化 | 共感 |
警鐘型 | こうしたほうがいい | 変化 | 納得 |
この4つのように型を分けておくと、
何を主張したいのか、
何を主軸とするのかが明確になります。
この型がいりまじってくると、
ぶれた文章になり、わかりずらくなります。
文章の「目的地」をしっかり理解しておきましょう。
【テーマ②:論理的思考力】
目的地が出来たところで、
すぐに文章作りに入る訳ではありません。
次に取りかかるのが、「目次作り」です。
文章を書くときに一番よくないのは、
読む人が理解してくれるだろう。
という、読者まかせで自分よがりな、
一方的な考え方です。
自分はよくわかっていても、
読者はいちから読む訳ですので、
伝えたい事を、順序よく説明する準備をしてください。
ここにも3つの型がありますので、紹介します。
型 | 手順1 | 手順2 | 手順3 |
同格型 | 主張 | 理由 | 主張 |
因果型 | 質問 | 原因 | 結果 |
対比型 | Aの説明 | Bの説明 | 結果、 ○が良いね |
上記の様に、大きく分けて3つ型で作っていくと、
わかりやすくなりそうです。
何事も準備が大事なんだね。
【テーマ③:客観的思考力】
目的地と目次が出来たら、ついに文章を書いていきましょう。
自分の思いをしっかり主張していきたいですね。
ただ、どうも説得力に欠けるなぁという問題が発生する事があります。
その対策としては、
「断言」を使いこなしましょう。
「~かも」という文章より、
「~だ」で終わる文章の方が、読みたくなります。
言い切っていると、覚悟を感じられます。
また、何かを言い切るというのは、
書く側もリスクを伴います。
もし間違っていたら、完全に信用を失いますからね。
なので、言い切らずに、「~かも」と言いたくなるのはわかります。
それでも言い切る為には、
自分の文章に対して、
一人つっこみを入れてみましょう。
そして、その一人つっこみを一度受け入れた上で、
譲歩して返しをしてあげると、
断言力が増します。
要するに、
一人ディベート対決をして、
あらかじめ批判を無くしておこう。
というものですね。
【テーマ④:コミュニケーション思考力】
一人ディベート対決に繋がる部分もありますが、
更に読者の事を考えてみましょう。
考え方としては、
「読者を記者にする」です。
何か質問したくなるような文章にしてみましょう。
あえて、言葉足らずな部分を作って、
「ほんと!?」「根拠は!?」
と思わせてもいいですし、
こちらから、以下のように質問してみても良いです。
「これ、疑問に思ったことないですか?」
「本当にって思ったでしょ?」
「次のうち正解はどれ?」
読者が質問したくなると、
それは、文章に興味をもったということです。
相手がいることを意識して、文章を作りましょう。
【テーマ⑤:批判的思考力】
そして、最後に文章の剪定に入ります。
思い思いの文章を書いていき、
読み返していくと、
どうしても、同じ事を繰り返していたり、
主張とぶれている文章が入っていたりします。
文章を、一本の木で例えると、
「根」⇒目的作り
「主張」⇒木の根
「目次」⇒枝
「一人つっこみ」⇒葉
「質問」⇒花
となります。
変な方向に伸びた枝葉は、
切ってしまいましょう。
文章は長ければいいというものではなく、
短く簡潔なものの方が読みやすいです。
不要なものがあると、
「結局何が言いたいの?」
となりかねません。
短く書くというのは、意外と難しいものなので、
少しずつ意識しながら、
自分の文章の剪定をしていきましょう。
・文章を書くための5つの力を身につける。
・作者と読者の、双方向の文章をこころがける
ということで、今回は、
必見!!文章作りの5つの力
についてでした。
文章作りに悩む人は、多くいると思います。
私もその中の一人です。。。
会話と同じ様に、相手がいることを意識して、
双方向的な文章を書くことが出来れば、
沢山の人に喜んでもらえる文章が書けるようになりそうですね。
私と一緒に頑張りましょう!!
興味のある方は、こちらから↓↓↓