こんにちは🙂✋
今日のドラブロは「ディベート」についてです😎👇
- ディベートの基本を学びたい
- ディベートのポイントを知りたい
- ディベートは役に立つのか知りたい
- 現実社会で、結局一番強いのは何か知りたい
ディベートはあるテーマに沿って、”あり”か”なし”か議論するような弁論大会です。勝利できる人は、多くの情報を持っていて、その情報をうまく使いこなせる口達者な人です。
そこで勝つことは素晴らしい事ですが、実社会では結局パワーがある人が強いというのも事実としてあります。
そんな社会のバランスを想像しながら、読んで頂ければと思います。
漫画情報(ドラえもん)
「ネッシーがくる」
【漫画情報】
ドラえもん第6巻
「ネッシーがくる」
【著者】
藤子・F・不二雄
【発行】
小学館
【画像引用】
Kindle
あらすじ「ネッシーがくる」
1.公開討論会の開催
のび太くんとドラミちゃんが何やら沢山の記事や写真を切ったり貼ったりしています。
実は、ズル木がネス湖の怪獣なんてインチキだということに、のび太くんは腹を立てて、討論会をしようということになりました。
のび太くんは『ネッシーがいる』、ズル木は『ネッシーはいない』で討論をして、見学に来たみんなが公平に判断をくだすことになります。
そして、司会者はジャイアンです。
2.先攻「のび太」
まず、先攻のび太、『ネッシーがいる』側として攻撃開始です。
のび太くんは、スッと立ち上がり、準備した資料を出しながら説明します。
- 多数の目撃された場所
- 565年が第一発見者
- 1933年に周囲の道路が開発され、大勢のの人が通るようになり、目撃者も増加
- 同年、外科医が写真撮影に成功
- 1934年陸に上がった状態を目撃した人もいる
・・・等々
ここで、ズル木がいったんストップを出します。
「そんなのいくら聞いても意味が無いと思う。本人が見たというだけでは、何の証拠にもならない。」「中には嘘つきもいるだろうし、慌て者が勘違いした可能性もある。」
ごもっともな反論に、司会のジャイアンも証拠を見せろと言うので、のび太くんは第2の攻撃を開始します。
- 実際に撮影された写真を配布
※顔やしっぽや胴体等、部分的に撮影された写真が多数有り - 1968年バーミンガム大学の科学者達が、水中音波探知機を使ってネス湖を調査し、巨大な影を探知している
この攻撃についてみんなも納得し、ネッシーはいるだろうと万丈一致となり、『ネッシーはいる』と決まりました。。。
そこで、ズル木がちょっと待ってと言います。
3.後攻「ズル木」
ここで、ズル木の反撃が開始されます。
- バーミンガム大学の発表には反対している学者が大勢いる
- 水中音波探知機はありもしない影を映し出すこともある。ゴーストといって、ありふれた現象
- 写真についても、どれもぼやあっとはっきりしない写真ばかり。写真は、①トリックと②全くの別物の2種類に分類される
- 大勢の目撃者がいて、未だに一匹も捕まえられていないのはなぜ?
- 骨一本も見つかっていないのはなぜ?
この反撃にみんなも納得し、『ネッシーはいない』と万丈一致となりました。
のび太くんは、ちょっと待ってと言いますが、何も反論できず、決定的な証拠を1週間以内に見つけてこいと言われます。
困ったのび太くんでしたが、実はドラミちゃんはこの結果を見込んでおり、実際のネッシーを近所の池に手配しておりました。
なんと、1週間以内にネッシーが到着するということです。
4.最終的に一番強いのは・・・
約束の1週間後、池にネッシーが到着しました。
真夜中だった為、ズル木を起こしに行きますが、ジャイアンの家に行って玄関をドンドンとしてしまい、間違えた事に気付いたので、ズル木の家にすぐ向かいます。
しかし、ズル木は親戚の家に行っており不在だった為、直接見せる事が出来ません。写真を撮っても、どうせトリックと言われるし、どうしようかと考えていると、遠くで「ギャー!!」という声がしました。
なんとジャイアンが目を覚まして散歩にきていたところで、ネッシーを発見してしまったのです。
ジャイアンは、『ネッシーはいない』と言っていましたが、実際に目でみてしまったので、次の日、ズル木にネッシーがいる事を認めさせようと、乱暴して無理矢理ネッシーがいる事を認めさせました。
まなび
ディベートの基本
ディベートとは?
ディベートとは、ある特定のテーマについて、賛成側と反対側の立場に分かれて、議論を行う事です。勝敗を付ける場合は、第三者となる観衆の多数決によって決定される事が一般的です。
今回は、『ネッシーの存在』について、”いる”か”いない”かで議論しました。
ディベートのポイント
ディベートのテーマは、白か黒か決める事が難しく正解が無いようなものが多いです。そのテーマについて、挑戦者は対戦相手及び第三者の納得を得る必要がある為、個人的な考えではなく、誰しもが納得出来るような説明をする必要があります。
ポイントは以下の通りです。
- 事前の情報収集力
(具体的な数字、実例等々) - 情報の整理整頓
(情報を武器として出すタイミング) - 客観的思考力
(主観ではなく、誰もが納得出来る考え方) - 批判と多角的な思考力
(自分の答えをあえて批判しながら、より強い発言にする)
のび太くんは、ネッシーの目撃情報を地図に落とし込み、時系列で説明しました、また、写真による視覚的な説明もあり、かなり説得力がありました。
それに対してズル木は、1つ1つ丁寧に反論をしていき、のび太くんは反論出来なくなりました。これは事前の情報収集あっての反撃です。
2人とも、第三者をアッと言わす様な、とても見応えのあるディベートだったと思います。
社会の中で一番強いのは・・・
しかし、ディベートというのはルールがあって成り立つ、言ってみれば「ゲーム」です。実社会で役に立つかというと、論理的な会話が成立する会議等のような、物事を決める場に限られます。
今回は、最終的にジャイアンのパワーで『ネッシーがいる』という結論になってしまいました。実社会でもパワーがある人が一番強いという場面は、大きな組織では特に多く発生します。
『世の中は弁論の強さだけではないので注意しよう』という思いが込められたストーリーなのではないでしょうか。
まとめ
簡単におさらい
- ディベートはゲーム
- 4つの基本を学べば勝率があがる
- 実社会では、弁論力とパワーも大切
という事で、今回は、
「ディベートの基本。一番強いのはパワー?【ネッシーがくる】」
についてのお話でした。
次回、乞うご期待!!🙂
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