- 学び -

アイデアは、センスでは無く技術でした。<■書籍紹介■『パン屋ではおにぎりを売れ』>

このブログでは、私の人生に影響を与えた書籍を紹介していきます。

本というのは、読む人によって解釈が変わる場合もあります。

なので、このブログでは、本の要約ではなく、

この本を読む目的について紹介します。

人生、その時々に応じて、様々な悩みがあると思いますが、

大体の悩みは本屋さんで解決出来ます。

その中で、私に行動力を与え、悩みを解決してくれた書籍を紹介します。

今回の書籍は、↓↓↓です。

<書籍情報>

パン屋では、おにぎりを売れ

*著者:柿内 尚文
*発行:株式会社かんき印刷
*画像引用:Kindle、書籍現物

この本は、アイデアを作り出す力、考える力について学べる書籍です。

タイトルの通り『パン屋では、おにぎりを売れ』という事で、

少し変わった本だなというのが最初の印象でした。

本屋さんで興味本位で思わず手に取って、少し立ち読みしましたら、

これは、面白い!!と思って気付いたらレジにいました。

タイトルの由来となっているのは、

ハンバーガーショップの、お米使った商品からきています。

日本人はお米が好きですよね?

ハンバーガーショップに行って、

「お米があれば良いのにな~。」

と潜在的に思う人もいると思います。

そこで生まれたのが、

モスバーガーの「ライスバーガー」や、

マクドナルドの「ごはんバーガー」なんです。

家族の中には、今日の夜ご飯はパンでは無くごはんが食べたいという声もあると思います。

そして、パンがそもそも好きではない人もいると思います。

そんなお客様を取り込む事が出来る画期的なアイデアだったんですね。

その他にも、

「フレンチのシェフが作るカレー」や、

「焼き鳥屋さんが作ったラーメン」など、

新しい価値を生み出すことでヒットする商品は沢山あります。

これは、考える技術の中の「ずらす法」という手法を使っております。

画期的なアイデアというのは、生まれ持ったセンスとか、

壮大な過去の経験から出るもので、

凡人の私には縁の無い話かと思っておりました。

しかし、違うそうです!!

アイデアは、「考える技術」で養うことが出来るということです。

この書籍の内容を繰り返し読むことで、

新しい発想がどんどん生まれ、

仕事や私生活が楽しくなる事間違い無しです!!

ということで、是非、皆様にも読んで頂きたいです。

テーマ

テーマ①:「考える」について
テーマ②:具体的な方法
テーマ③:実践する

【テーマ①:「考える」について】

学生や社会人、専業主婦、どんな方達も日々生活を送る中で、考える事があると思います。

何か良い方法がないかなー、

良いアイデアはないかなー、

等など考えますよね。。。

・・・

・・・

ちなみに、本当に考えているのでしょうか。

大前提として、「考える」と「思う」は違います。

何かを思うだけでは、当然答えは出ません。

考えないと答えは出ないのです!!

でも、考えるってどうやるの?

その方法をこの書籍では、丁寧に分かりやすく説明してくれます。

まず全体的なイメージは↓↓↓です。

まず、「広げる」というのは、「可能性を広げる」という事です。

そして、「深める」というのは、「本質的価値を考える」という事です。

一つの事を考えるには、周りに繋がっているものを取り入れ、

どんどん深掘りしていくという事です。

上記の図のように、穴自体を広くしないと、深く掘れない、

というイメージです。

みなさんは、「考える」をやっていますか??


【テーマ②:具体的な方法】

では、どうやって「広げる」+「深める」をやれば良いのか、

という声もあるかと思います。

それもしっかり具体的に書いてあるんですね。

以下のとおり、「広げる」と「深める」について、

それぞれ6つのテーマに絞っております。

↓↓↓


「広げる」について、6つのルール
① 「かけあわせ法」
・新しさと共感を軸に、出会った事がない、言葉と言葉を合わせます。
・思いつくものからかけあわせましょう。
(例)
 ・「医者」×「長生き」×「みそ汁」
 ・「寺院」×「お花」×「インスタ映え」 等々
②「数珠つなぎ連想法」
・出会ったことがあるものをを、どんどん繋げていきます。
・ノートいっぱいに、数を書きましょう。
(例)商店街の活性化
 ・「商店街」→「食べ歩き」→「弁当」「昼食」「サブスク」
 ・「商店街」→「パワースポット」→「歴史」「神社」  等々
③「ずらす法」
・すでにあるものに新しい風を吹かせます。
・頭より目と耳を使い、市場の声を丁寧に聞くと発見がある。
・価値の再定義でイノベーションを起こす。
(例)
 ・ワークマンのアウトドアブランド化
 ・ビジネス本のつもりが、子どもウケした 等々
④「脱2択」
・AかBかではなく、AもBも両方という一石二鳥を考える。
・複数の課題を一発で解決出来る可能性がある。
(例)
 ・ハンバーグもエビフライも食べたい
   →ハンバーグ&エビフライ定食
 ・子どもの面倒を見ながら寝たい
   →自分の寝顔をスケッチしてもらうという遊びをする
⑤「まとめる法」
・ひとつひとつは普通でも、まとめるとオリジナリティが生まれる。
(例)
 ・サバ缶マニアや、狭いところマニアなど、
  一つのテーマに絞ったマニア
 ・売れる営業手法をまとめた、20の法則 等々
⑥「あったらいいな」
・ヒット商品は、あったら良いなから生まれます。
・思いや夢をそのままにせず、実現する事を考えましょう。
(例)
 ・「ドラえもん」の、のび太くんになりきり、
   自分のやりたい事をどんどん言ってみる


「深める」について6つのルール
①「360度分解法」
・表面だけではなく裏側を知る。
 →悪い人のいいところを知る。
・長所と短所を変換してみる。
・○○離れ、○○不況の裏側を知る
(例)
 ・感情的→一生懸命
 ・若者の読書離れ
  →健康長寿、ストレスなどに読書は良い
②「ポジティブ価値化」
・ネガティブなものに価値を追加するとポジティブになる。
・弱点をつかんで、解決策を見つける。
(例)
 ・20分で主菜と副菜が作れるキット:手抜き× 
  →プレミアム時短
 ・発泡酒:ビールの廉価版× 
       →カジュアルに楽しむ現代的な飲み物
      コクが無い×
       →ライトで爽やかな飲み口
③「自分ゴト、あなたゴト、社会ゴト」
・自分ゴト:自分に関心があること。
・あなたゴト:自分と関係が深い人に関係があること。
・社会ゴト:社会的関心や流行。
・この3つが重なると、人の興味がグッと高まります。
・説得したい時に使えます。
(例)
 ・このコーヒーはおいしい。
  香りも良いので、家族も喜ぶ。
  原産国の地域の社会貢献にもなる。 等々
④すごろく法
・ゴールまでの道のりを人生ゲームのようなすごろく風にする。
・現在の立ち位置もわかるし、ゲーム感覚で面白い。
・逆算志向の癖がつく。
(例)夏休みの宿題
 ・①スタート→②算数ドリル→③漢字ドリル→作文→GOAL 等々
⑤正体探し
・人の心にある無意識を「比較」し、見える化する。
(例)
 ・投資の本が売れる理由
  →将来の不安、お金増やしたい、投資興味ある 等々
⑥「キャッチコピー法」
・何気ないものを言語化し、魅力的な表現にする。
・普段からの「言葉貯金」が大事。
(例)
 ・初日の出(特別感)
 ・闇営業(かなり悪そう) 等々

いかがでしょうか。

この計12個の考え方を使えば、新しいアイデアが生まれそうですよね。

是非このルールを癖づけたいものですね。

【テーマ③:実践する】

一番難しい部分ですが、やはり実践していかないと意味がありません。

テーマ②の12個のルールは、頭の中で考えるより、

真っ白のノートに書くことをオススメします。

ノートというのは、第二の脳と言われており、

書き出す事で自分の考えが鮮明に浮かび上がります。

メジャーリーガーの大谷選手も、ノートに目標を書いております。

サッカーの本田圭佑選手や、中村俊輔選手もノートを書き続けています。

経営者にもノートを書く人が多くいます。

記載した内容を見ることで、俯瞰的な判断も出来ますし、

自分の成長に気付く事も出来ます。

そして、世の中の出来事に突っ込む癖を付けましょう。

常に真実を見抜けるようになれば、世の中の見え方が変わります。

是非この本を読んで頂き、何度も読み返して、

「考える力」を一緒に身につけましょう!!

まとめ

・アイデアは、「考える力」によって生まれます。
・そして「考える力」は誰でも身につける事ができます。

「自分らしく生きる」

という言葉を良く耳にしますが、

本当の意味は、

「自分で考えた事を実行する」

なのかもしれませんね。

興味のある方は、是非書店へ!!!